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ピーターラビットのお父さんはマグレガーさんに捕まってシチューになった。
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サムが作るうさぎのシチューはそれなりにうまそうだ(ゴラムは生で食いたかったようだが)。
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というわけで、うさぎはおいしいらしい。
しかし子供の頃、親がステーキを作ってくれたが、なんか血の甘い味がしてこれは好みではないと思ったこともあって、それからまったく口にしないまま数十年の歳月が流れた。
こないだ、麻布のニッシンに行ったら、冷凍のうさぎが売っていて、1羽(頭と内臓、皮は取り除いてある。もしかしたら、毛皮を取った後の廃物利用かも)だいたい1500円くらいだったので、子供とこれは食ってみたいなぁという話になった。子供の頃、好みではないと思ったのは偏見のせいかも知れないし。
で、日曜にニッシンで1羽買ってきた。とりあえず冷蔵庫に入れて解凍する。
と、包装がいい加減なのか血が垂れてきて(そんなにべたつかない、割と薄目のやつ)、厄介なことになったが、まあ、それはおいておくことにする。
で、今日、腿をオーヴンで炙り焼き、それ以外の部分をシチューにしてみた。シチューは一晩シャトルシェフで寝かせるつもりなので、腿の炙り焼きだけを食ったのだった。
炙って驚いた(というか、調理しているときに気付いているのだが)のは、脂肪が全然ないことで、これは実にヘルシーな肉だな。(追記:仮に脂肪がつくとしても皮下脂肪だけなんじゃなかろうか。そのため、皮が剥かれていると脂肪が全然ないということかも)
でも脂肪がないということは、炙っても焦げ目がつかないということでもあって、良くわからないので250°Cで、12~3分炙ったのだが、火が通ったのかどうかまったくわからん。
で、取り出して、白い表面にナイフを入れて、どうも大丈夫そうだとなって、さて食おうとして、非常に厄介な食い物だということに気付く。
獣の肉だと考えると、肉の層が薄すぎるのだ。それに肉の繊維がしっかりしている(一方、ジューシーでへたに切ると汁気が出てしまう)ので、ナイフをうまく入れて肉だけを切り取るのが難しい。というわけで、鶏の腿を食べるように、手で骨を持って食い千切りながら食べることにした。
うーむ、独特の香りがあって、確かに記憶通りに甘いなぁ。でも、そんなに悪いものでもない。ただ、そのまま食べるには甘味が強過ぎてちょっと気持ちが悪い。で、クレイジーソルトを少しかけてみて、味を締まらせる。肉質はどちらかというと固め(締まっている)で、肉汁はジューシーなのは炙った時間のせいかも知れないが、それに甘味があるのだった。
うまいが、鶏のほうが(慣れているせいかも知れないが)好みだし(白身で脂肪が少ないので、牛や羊よりも鶏に近い……だから、1羽、2羽と数えるのかなぁ?)と、多分、当分は食べなくてもいいね、となった。
後になって考えると、そのまま炙り焼きにするのではなくて、バーベキューソースとか塗ってバーベキューにしたほうがうまいかも知れないな。ただ、その場合、香りがわからなくなってしまって、それこそ鶏で十分ということになってしまいそうな気もする。だからまあ基本は塩で食うで良かったのだが。
#子供の頃に食ったステーキというのにえらく疑問が湧いてきた。ステーキはステーキでもタルタルステーキ(挽き肉のやつ)で、かつ骨も砕いて含まれていたのではないか、という気がする。あの甘さは骨髄じゃないかなぁ。少なくとも、ステーキと呼べる大きさの一枚肉が取れる獣じゃないような。
ジェズイットを見習え |
確かな記憶ではないのですけれど、兎(限定かどうかはあいまい)の狩猟だかが禁じられていて「これは兎じゃなくて鳥を獲っただけだよ」とごまかすために、「一羽、二羽」と数えたとかいう話を覚えています。<br><br>殺しの気配がしますねw<br>http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AE%E6%96%99%E7%90%86%E3%81%AF%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E5%91%B3-%E5%89%B5%E5%85%83%E6%8E%A8%E7%90%86%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4488284027
最初「うなぎを食べる」のミスタイプなんじゃないかと…(笑)<br>それさておき、ウサギは子供のころ、近所の猟師が捕まえたおすそ分けをもらって、年に数回くらい喰ってました。<br>唐揚げ、あるいはカツ(ヒレカツみたいな)にしてました。<br>肉に脂が少ないので揚げても脂っこくなくてサクサク喰えてました。<br>しょうゆをかけて喰うと、肉の甘みがいい感じに引き立って、その甘みが、子供の舌には結構旨かった記憶があります。<br>ただ、やはり連綿と長年にわたり食用に最適化されてきた牛や豚、それに鶏などと比べると、食肉としての味の完成度は低いんだろうなと思います。
醤油はおもいつかなかったけど、確かに合いそう。今度食べる時は試してみます。<br>とりあえず。
兎を鳥扱いするのは、江戸時代の4つ足を食べないという妙な風習に由来する(僧侶が戒律として食わないのはともかく、普通の人間に禁止する意味がなく不可思議なので、明治時代に薩長の連中が徳川政権をくさすためにこしらえたデマじゃないかと思う)というのは、僕も何かで読んだ覚えがあります。が、それ以上に味が近いんですよね。<br>カツもうまそうだけど、肉を切り出すのがやたらと面倒そうですね。(カエルの唐揚げとかに近い感じで骨付きで揚げてしまうのかな)