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翔泳社から依頼があって、寄稿した本がもうすぐ発売されます。
デブサミでは先行発売もするらしいです。
100人のプロが選んだソフトウェア開発の名著 君のために選んだ1冊(デブサミ運営事務局)
で、ほとんどの原稿はせいぜい原稿用紙3枚(という言い方は今も生きているのだろうか?)くらいのはずなので、電車で読めば、1駅1一人、山手線3周くらいでだいたい読了という多忙な人にはぴったりな本じゃなかろうかと思います。
でも、この本は自分が書いたやつと、すでに公開されているるいもさんや、前田修吾さん、咳さん(他にも読んだような気がするけど忘れちゃった)くらいしか読んでいないわけだけど、圧巻なのは、100人の顔ぶれでもなければ、100冊のタイトルでもなく、100人がてんでんばらばらで全然統一感がないことです。
お題は、「○○な××に贈りたい本」ということだったのだけど、今、適当にコピペした結果を下に張ると(というか、リンク先を見るほうが良いけど)
ヨシオリが学生の時にちゃんと勉強してこなかったプログラマさんに贈りたい1冊
羽生田栄一@HHanyがハッカーにはなれないソフトウェアエンジニアの卵に贈りたい1冊
細川泰秀が人間的にもっと向上したいと思っている人に贈りたい1冊
及川卓也がコンピューターは文化だ!と思っているあなたに贈りたい1冊
徳力基彦が新しいサービスを開発しようと思っているエンジニアにお勧めしたい1冊
@matsunobuが真のソリューションを追求し続ける技術者に贈りたい1冊
Yuguiがレガシーコードに絶望した人に贈りたい1冊
KazumaOがもっと美しく創造的に仕事をしたい技術者に贈りたい1冊
羽田野太巳がウェブ制作に関わるすべての人へ贈りたい1冊
名前の時点で、漢字あり、Twitterのメンション用@付きIDあり、ハンドルあり、ヨシオリありでばらばら。実用っぽいのもあれば、教養ですなぁもあれば、人間系あり、先っぽ系ありでばらばら。
おれ、こういうの好きだな。全然、99人の同じような職業の人がなんか似たような講釈を垂れる本(いや、ちゃんと読めば、大同小異でもちろん異は、狭い業界の井の中では存在するんだけど)よりよっぽど眺めているだけで楽しい。
と、目次を見て本気で思った。
しかし、これほどまでにバラエティに富んでいるのだったら、あんなおとなしめなやつにせずに、『覇道を極めたい技術者に贈りたい鉄鍋のジャン』とか『最強生物をめざすクマムシに贈りたいグラップラー刃牙』とかにしとけばよかった。なぜか秋田書店で。
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