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キリスト教に帰依した人を、キリスト者と呼ぶ。
ならば、幸福の科学に帰依した人は、幸福の科学者だろう。
幸福な科学者は想像しやすいが、幸福の科学者という言葉は違和感がある。
「幸福の」という活用は特異だからだ。
ぱっと考えるとオスカーワイルドが出てくる。
幸福の王子は、渡りに乗り遅れたツバメを使って自ら身ぐるみ剥いでボロボロになって溶かされてしまう王子の物語であった。
ならば、幸福の科学者も自ら身ぐるみ剥いでボロボロに溶かされてしまうのだろうか。
もしそうならば、実に「の」は恐ろしい。
元の宗教に帰依した人の呼び方を離れると、幸福の科学者ってのは確かに存在することに気付く。
テスラはその筆頭だろう。
テスラ―発明王エジソンを超えた偉才(マーガレット チェニー)
自らを剥ぐといえば、こんな本があって、ずいぶん面白かった。
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝(デンディ,レスリー)
文字通り身ぐるみ剥がされて(受動的)溶かされた女性科学者もいた。
溶かしたのはキリスト者なので円環が閉じる。
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