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こんどは輝けるひと夏(でも邦題は違うんだけど忘れた)。
自動車で夜の街を走る息子のガレル。ベッドで寝ている女優の女優。
スピードを上げる。眼を瞑る。クラッシュ。
どうもまったく関係ないのだが、自動車事故、恋愛感情がふと消え去る表情、映画の撮影、女優の女優、そういうことがゴダールの軽蔑を思い浮かべさせる。(音楽が妙に気になったのでプログラムを買ったら、監督インタビューでインタビュアーがゴダールの軽蔑を引き合いに出していたので、誰が観てもそう感じるのだろう)。
印象的な音楽(tomorrowがリフレインされる)でのダンスのシーンが、バストショットを水平に撮影するという実に奇妙な語法で、くらくらする。
いい映画作家だ。
音楽監督はジョンケール。挿入歌にイーノのウェディングソングというのを使ったようだが(まったくそれはわからないのだが)、ダンスのシーンの印象的な音楽(比較的野蛮なロック)が何かは結局わからなかった。
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