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上野でバヤデール。
コボーが登場するやいなや、やたらと姿勢が良くて、おーかっこいいと思う。
一方、コジョカルは実にばたくさい顔と小柄さがタイとインドネシアとインドが悟た混ぜになったわけのわからない空間とまったく折り合いが悪く、極端に子供のように見えて違和感がありまくる(服が似合わな過ぎるのか、それとも逆に似合いすぎているのか、どちらだろうか)。ありまくるが、だからといってつまらないわけでもまずいわけでもないのだが。
なぜか、へそがまったく見えなくて、どういう腹筋なのか、それともボディカラーのぴったりしたスーツを着ているんだろうか、というのがちょっと気になったけど、それもだからどうということでもない。
とはいうものの、さすがに2幕の影の王国では(東京バレエ団のコールドバレエのうまさもあって)チュチュのせいもあるかも知れないが実に見事なものだったけど。というか、コボーとコジョカルというのは実に良いコンビだな(コボーも相当小柄みたいだな)。
と、ひさびさにバレエを観たが、実に楽しめた。
忘れてはならないのが、シムキンの黄金像で、黄金像の踊りってこんなにおもしろかったのかとびっくりするほどおもしろかった。フレーズの切れ目で止まる直前に腕をささっと2回動かすのだが、すさまじく素早くて見とれる。とにかく素早く動くので見ていてまったく飽きる余裕もなく、実におもしろい。それに加えて、てかりがただごとではなく、どうすればここまで金色にてかれるのかというくらいのすさまじいてからせぶりだったのも、実に印象的だ。
というわけで、3人目のおじさん(1人目はコボーで、2人目はコジョカルなわけだから)は素早いし、素早いおじさんは金色の像になった。
(って、なんだっけな?)
薄い揚げた雲呑の皮(だと思う)の上に皮を置くことで、さくさくした歯触りを演出していて、おもしろい。半身を注文したら、肉の部分を辛い冷造りとして別に出してくれて、相当に満足度が高い。
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