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子供がネトレプコのドンパスクアーレが欲しいとか言い出したので、誕生日祝いに買った。で、一緒に観た。
Donizetti: Don Pasquale [DVD] [Import](Anna Netrebko)
(リージョン1と書いてあるが、実際はフリー)
途中、ネトレプコが家で昼寝をしながら歌うところで退屈して寝たら怒られたが、それを除けば、ドニゼッティはそれほど好きでもないが、お話と歌手がうまいので、楽しめた。
2010年のメトロポリタン歌劇場での収録で、幕間にバックステージインタビューなどが入るので、DVDとしてはおもしろく構成されていて楽しい。
レヴァインが大儀そうにやってきて、椅子に腰かけ(というか半分ずり落ちているような恰好で、心優しいジャヴァザハットのように指揮をとるのだが(子供に言わせると、色がピンクだからバーバパパらしい)、これが良い。これまであまりレヴァインは好きな指揮者ではなかったが、妙に好感度がアップした。
お話は、あっと驚くスクールジのローマ版で、good-for-nothingな甥を追い出そうとするケチな老人ドン・パスクアーレを、甥の友人の医者、その妹で甥の恋人が結婚詐欺で手玉に取って、徹底的にいたぶって改心させるというひどい物語でびっくりした。コメディだとは知っていたが、ここまでいたぶったら洒落にならんだろうと思ってみていると、医者の妹がそれは美しいアリアで、やり過ぎたようね可哀そう、でももうひと踏ん張り、ここは心を鬼にして、とか手前味噌なことを歌うので、笑うところかどうか迷うような感じだ。
で、無事、散在人生に向かうことになってめでたしめでたし。
さて、なんでこれが2010年に掘り起こされたんだろう?
アメリカでも老人が金融資産をガメ込んでいるという問題があるんだろうか? でも、客はほとんど老人という、いずこも同じオペラ事情なので、違和感はありまくる。
甥は、ザルツブルクの森の中の瀕死のドンジョヴァンニでオッタヴィオを歌った人。ドンと医者は芸達者だが、たぶん、初見。
ジェズイットを見習え |
確かに、Amazonで見られるパッケージの裏面を見たら、ちゃんとリージョン0になっているのが見えますね。<br>ちなみに私は、(フランスで売っている)DVDのリージョンや字幕の有無を確認するのに、 http://www.dvdfr.com/ というサイトを使っています。Amazonもこういう情報をちゃんと網羅して表示してくれたらいいのにな。
売るほうも、あまりアマゾンでの売り上げに期待してないのかも知れませんね。それはともかく、そのサイトを軽くながめましたが、売れ筋が微妙に日本と違って面白いですね。