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日々の破片

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2013-04-05

_ ロミオとジュリエット

大場訳Kindle版の体裁が直ったので、ロミオとジュリエットを読んだ。

他の作品(リチャード三世とかヘンリー四世)と違って、あまりにも有名だし恋愛がテーマで政治も陰謀もなしということで、わざわざ原典を読む気にもなれず読まずに来たが、大場訳が結構気に入ったので初ロミオなのだった。

で、読んだらびっくりした。

シェイクスピアの劇は大衆演劇だから、何かと言えば、立ったの入れるのという会話が兵卒だの門番だのによって行われるのだが、ロミオとジュリエットに関しては、最初から最後まで主人公も脇役も誰彼かまわず、さかりのついた猫状態で、セックスの話をしまくりまくる。

あなたたちは獣ですか?

ロミオとジュリエット 研究社シェイクスピア・コレクション(ウィリアム・シェイクスピア/大場建治)

ジュリエットの母親は、ジュリエット(もうすぐ14歳)の年齢のときにはジュリエットを産んだといっているから、13の時に子供を産んで今、27歳。ということは、父母の世代が20代後半で子供たち(ロミオやジュリエット)は中学生だから、まさにヤンママ、ヤンパパ(最近は町の親分に言われてヤンチャは控えめ)第二世代の血で血を洗うヤンチャ祭りの様相を呈しているヴェローナの街を舞台に、セックスと喧嘩で頭がいっぱいの子供たち(ジュリエットとかマーキューシオとかロミオとかティボルドとか)が斬りあったり愛し合ったりの物語だったのだった。

それにしても言葉のダンス三昧で、まったくシェークスピアも大場も冴えまくっていて実におもしろかった。

確かに傑作だわ(で、言葉と実年齢を別にすれば、ご存じの大悲劇なのでそれもまた良し)


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