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ミツクリザメ(ゴブリンシャーク)が葛西臨海水族園にやってきたということで、観に行った(11/8)。今までの最長飼育記録が14日間で、2日に搬入ということは急がねばならぬというわけで、とりあえずすぐ行く。
(ずっと葛西臨海水族館だと思っていたら、水族園なんだな。箱ものではないという意味なんだろうか? というか、動物園は動物園なのに、なぜ水族館は水族館なんだろう?)
幻のサメを探せ~秘境 東京海底谷~ [DVD](ドキュメンタリー)
(たまたまこの番組観てたのでそれは興味もしんしんだ)
最後に葛西臨海水族園行ったのは子供が小学生のころだから随分と前のことだ。
久々の水族館なので、魚のいない水族館、誰も来ない日曜日と口ずさみながら相当楽しい。
(魚のいない水族館、誰も来ない日曜日、というフレーズと舞台の情景(おっさんと少女が腰かけている情景)が耳と目に残っていて黒テントっぽいのだが、別役実は黒テントではないよなぁ?)
で、ぐるんぐるん回り続けるマグロを横目にとりあえず深海魚コーナーへ行くと、さっそくスマホで撮影している人が数人いる水槽を見つける。大して混んでないからじっくり見られる。
タカアシガニが考える人よろしく左奥の岩の上に腰をおろして、時々一番上の鋏っぽいので口をほじっているのが目立つ。というか、水槽の前に子供が来ると、まずは、わーでっかいカニーと騒ぐのが楽しい。
当たり前だが、ミツクリザメが飯を食うわけではないので、口の中から口が飛び出すところは見られるわけではなく(いや、なんとなく想像していたのでがっかりしないわけでもない)、しかし、常に裏側を外側へ向けて水槽の中を回遊しているから、向うへ行くと、小さい丸い目と四角くて平たい先端の妙に可愛いアヒルのお化けみたいなのが見えて、手前に来ると、ところがどっこい鋭い歯があまり噛み合わせの良くなさそうで隙間があいた口の周囲に見えて、しかも向うに折りたたまれているっぽい内側が見えるようで、ほおここからあれが出てくるのかと興味深い。というか、エイもそうだが、表側というか上から見た場合に想像する口の位置と、裏側から見た場合の口の位置の差の違いがおもしろい。
目が小さいし、深海は暗いから、獲物を確実にとらえるところを目で見られるように飛び出す口になったのかなぁ。
隣の水槽の太刀魚が鮮烈に銀色で美しい。縦に並んでいるので立ち魚なのかと一瞬思ったが、それはそれとしてこんなにきれいな魚だとは思わなかった(見たことあるはずなのに忘れている)。鱗がすごく細かい(のか無いのか。なんか鱗粉みたいな感じだと焼いた姿を思い出してみたり)からかな。
でペンギンは何度見ても楽しい。見ていると、次々と子供がやって来ては、ぺんちゃーんぺんちゃーん、とか叫んだり、フェアリーペンギンのところで、子供だよ、子供だよ、と叫んだりして、実にほほえましい。ぺんぎんみたいだ。
フンボルトペンギンは群れて泳いでいて、大群で行ったり来たりするのが実におもしろい。
餌やりの時間になったので観ていると、水槽にばんばん魚を放り投げてフンボルトペンギンに食わせている。イワトビペンギンは飼育員を取り囲むだけだ。で、フェアリーペンギンのほうへ行って、実はこれは子供のペンギンではなくて、と解説が入って少し食べさせたあと、あまり人目のあるところでは食べないので後でやるのだ、と解説する。イワトビペンギンは水の中でやろうとするとフンボルトペンギンに横取りされるので、これも後からやるのだが、それを知っているのでぴょんぴょん跳びながらついてくるのでそこに注目と言いながら去っていく。後をぴょんぴょんイワトビペンギンがその通りについていく(ハメルンの笛吹き状態)。
それとは別にオウサマペンギンがのこのこと餌やり風景を見物に来ては去っていく(これも別にやるらしい)。
妙な生き物たちだなぁ。
その他。
マグロの背中にサバみたいな模様のあるやつがいて、サバにしては丸すぎて妙だなぁと思った(マグロなのだが)。
初めて鶴のいるほうに行ってみた(以前もあったのだろうか?)。鶴がすぐ近くまでやって来てでかさに驚く。ダチョウみたいだな。さらに進むと淡水魚館があって、これも記憶にないのだが、トウキョウサンショウウオとかを眺めながら最後にカジカの声(録音)を聴いて出た。
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