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日々の破片

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2015-05-19

_ レ・ミゼラブルを観る

随分前に子供がDVDで買ったレ・ミゼラブルを一緒に観た(子供は映画館にも行ったはずだが、おれは初見)。

ミュージカルとして音楽のできが良いのはCDで何度も聴いていたから知っているわけだが、映画としては以前たださんが炎上したのを眺めて、それほど期待はできないのだろうなという気はしていた(とは言うものの、映画鑑賞者としてのたださんのベクトルとおれのベクトルが全然違う可能性はあるので、観ないことにはわからない)。

Les Miserables 10th Anniversary Concert(Various)

(赤と黒の歌とか好きだが、全然、スタンダールとは関係ないのだった)

ミュージカル映画としては以下は良かった。

・ガブローシュが象(象のでかさは映画だ)から出てきて去るところまで。ただし、映像のテンポはいまひとつ。

映画としては以下は良かった。

・テナルディエが登場して次々と抜いていくところ。もう少しつなぎが良いともっと良い。それに対応してジャンバルジャンがコゼットを貰い受けに行って抜かれたのを次々と抜き返すところ。ここは映画だった。

・ジャンバルジャンが身分証を破り捨てた後、カメラがどんどん引いていくところ。おもしろい(が、エシャーの塔みたいに仕掛けておくともっとおもしろそうだ)

どうもおれが大して好きではない音楽の箇所は、映画作家にとっても好きではなく、同じく観ている人も好きではないと判断したらしく、まじめに映画を撮ることにして(音楽を聴かないと前提して)、誰もが好むきれいな音楽の箇所は、映画を撮ることを放棄した(誰もまじめに映画を観ないと前提して)としか思えない。生産性は高いが、そういう産業映画を作ったのだなという感じだ。

それにしても、ミュージカルなのに行進シーンが無いのはひどい。少なくともラマルクの葬列からバリ封するまでのところは歩けるのではなかろうか。

その点については、愛と誠のほうがよほどミュージカルとして優れている。

愛と誠 コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

途中マリウスとコゼットがお互いの名前を知り合うところは、濡蛙の語らいみたいでちょっとひどい。

せっかく、ジャベールの最初の歌では足を踏み外すことなく高いところを歩くことで信念の人だということを示しているのだから、実際の物語では自殺だとはいえ、せっかく橋の上をふらふら歩かせているのだから、対比として足を踏み外させてしまえば良かったのにと思った。

それはそれとしてヒュージャックマンは良い顔で、これなら適当に引いてヒュージャックマンだけを映していればそれで十分だったように思う。

レ・ミゼラブル ブルーレイ [Blu-ray]

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_ ただただし (2015-05-20 14:20)

炎上なんてしてないよ!www


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