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子供がガランチャのエボリンは最高だから一緒に観ようというので、テレビにPCをつないで、パリのドンカルロを観た。カウフマンがドンカルロで、無駄なイケメンなわけだが、なんか最近はえらくカウフマンの歌に説得力を感じてしまっていて、顔に似合わない小汚いテノール(おれの理想のテノールは、軽さであれはステファーノだし、力強さであればデルモナコだし、器用さと声質ならホセカレーラスなのだ)と嫌っていたのがウソのようだ(パルジファルが素晴らしかったからだと思う)。
ロドリーゴというかポーザ候がテジエで、これが素晴らしい。素晴らしいのだが、服と体型と髪型と顔の輪郭が(時期的にやたらと露出が多かった)枝野にしか見えなくて、フランドルの自由と日本の自由がだぶついたりして妙な感じ。
意外に素晴らしいのがヨンチェヴァで、まっすぐに通る硬質なソプラノで、最後まで絶叫にもふるふるにもならなくて、こんな良い(というか好みの)歌手だったのかと驚く。
というか、全部素晴らしい(皇帝だけはいまひとつ印象が薄いアブドラザコフ。とはいっても、宗教裁判長のブロセルスキとのバス2重唱とかすごいわけだが)。フィリップジョルダンの指揮は良くわからなかった(歌手たちがすごすぎてあまり交響的な聴き方ができないからだ)。
ガランチャがやたらとタバコをふかしまくるのが、フランスというかヨーロッパの大人の文化っぽい。
演出は妙な時代空間にしている。侍女たちが全員フェンシングの恰好をしていて、白い中にガランチャだけが真っ黒とか、なんなんだろう?
・最初子供がガランチャがTwitterに張ったリンクを見始める。
・PCで検索したり、arte.tvのトップからリンクをたどると、お前の国では見せないが出てくる。
・しょうがないから、最初HTCのスマホをクロームキャストしてTwitterのリンクからTwitterの内蔵ブラウザーで見ていた。
・PCからTwitterでたどればいいじゃんと気づく。
・ガランチャのリンクが変えられていて見られないリンクとなっている(と最初思った)。
・待てよ、と考える。別にIPフィルタリングとかしているわけでも、ブラウザーのlangを見ているわけでもな(くはな)いことに気づく。Twitterの内蔵ブラウザーのバグというかいい加減なリクエストヘッダがこの場合はうまく機能していただけじゃん
・というわけで、今ではPCで普通に観ているというか聴いている。
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