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帰りの飛行機では、ブレードランナー2049を観た。
日本語吹き替え版なので字幕がない。同じくエンジン後ろの席なので音はそれほど聞き取れないのだが、それでも要所は聞き取れているのか、それとも映画作家の腕が良いのかストーリーは理解できた。
これはリドリースコットのオリジナルよりも良いものではないだろうか。(オリジナルはレーザーディスクが擦り切れるわけないがノイズが乗るくらいに何10回も観た)
第一にこれはディックの作品になっている。
ディックの作品は次の2つのテーマを持つ。
・おれは一体誰なんだ?
・何をもって人間は人間と言えるのか?
最初のテーマは、自問自答させれば済むと考えれば、トータルリコールのようなつまらない映画になるし、次のテーマは恋愛っすよ、と割り切ればリドリースコットのブレードランナーになる。
でも、2049はもう少しまじめにディックの作品にしていた。
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