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日々の破片

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2019-02-15

_ 新しい車のLKASに感動した

LKAS(Lane Keeping Assist Systemの略だと思うがわからん)には心底驚嘆した。

新しく買ったFitのHonda Sensingをいろいろ試していたわけだが、やっと高速道路を使う機会があったので、ACC(Adaptive Cruise Controlの略らしいが、順応型クルーズコントロールというのだろうか、要は前を走っている車の動きに追随するってことだな)とLKASを使えるというわけだ。

ACCはすぐになるほどと思った。効果はすぐにわかる。

以前の車のオートクルーズは設定した速度をとにかく維持するだけで、前の車が上り坂になって減速、トンネルの入り口で減速と、間抜けな運転をすると当然、ブレーキを踏む(わけではなく、オートクルーズをオフにすれば自然減速するから大体OK)ことになってあまりおもしろくなかった(のは、オートクルーズという機能に対してではなく、上り坂になると減速、トンネルの入り口では減速という、たわけた運転をする運転手に対してだ。すべての車がオートクルーズ機能を搭載すれば相当渋滞が緩和するのではなかろうか)のが、自動的に減速するようになったし、運賃ゲートでは相当便利な感じだ。

しかし、なんというか、いちいち減速する間抜けな運転手と渋滞発生を推奨するような機能でもあるわけで、なんとなく納得がいかないものがある。

が、LKASってのがどうも良くわからない。車線逸脱防止機能が働いているのはわかるのだが。

が、最後にICを出たところで、LKASはちょっと離れたところのボタンを押さなければ動かないことに気付いた。速度設定と連動しているACCと違って余計なアクションが必要というのと、前の車には相当する機能がなかったから気づかなかったのだ。

というわけで、試すのは帰りにお預けとなったわけだが、帰りは高速を使わずに一般道を走るのが慣習なので、また次の機会だな……となった。

が、帰りに道に迷って、なんかとんでもない山の中に入り込んでしまった。真っ暗だしおっかないな。

で、妻が電話にOKグーグル、東京に帰りたいとか話しかけて、道案内が始まることになった。

で、グーグルは頼んでもいないのに、吉井インターチェンジというところに案内したのだった。おそるべきことに、それは一本道で逃げ場がなく、そのまま高速に入るしかない。

しかも上信越自動車道という初めて入る道だ。どこまで道に迷ったんだか。本来は本庄のほうに進むはずが長野のほうに進んでいたらしい。

まあ、でもしょうがない、と、今度はLKASをちゃんとオンにした。

するとびっくり仰天。時速100km(にACCを設定した)で、えらくクネクネした道路を勝手にクネクネ走りだすじゃないか。

高速なのに周りが真っ暗で、走っているのはやたらと低速なトラックが時々いるくらいのくねくねした道を勝手に時速100kmで走りまくられるって正直なところすごく怖い。他人の高速運転に付き合わされているようなもんだが、他人ではなくロボットなわけだ。

制限速度が実は60kmなんじゃないか? と思うくらい、時たま追い抜く車は遅いし、道はくねくねしている。が、制限かけるとLEDで速度を表示するタイプの速度標識しかないから100km/hで間違いなさそうだ。が、あまりに怖いので95km/hくらいに落とした(ら、抜いていく車が来たので、100に戻した)。

すげぇ。と、恐怖が感嘆に変わるまで数分かかったが、これが今か、と、世の中が未来に進んでいるって実感できた。

とはいうものの、関越に入ったら、車線がかすれているとフヘーと音が鳴ってLKASが解除されたり(その頃にはメーターの見方がわかった)、そもそも道が緩やかにしかカーブしていなかったりして、上信越自動車道で味わったハンドルさばきの恐怖というか驚愕というかは完全に消え失せてしまってちょっとがっかり。


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