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メリメを使ったオペラといえば、なんといってもビゼーのカルメンで、それしか知らないのだが、妙なところでヴェルディと繋がりがあることに気付いた。まったく無関係ではあるのだが。
以前買った本の整理をしていたらメリメのエトルリヤの壺が出てきた。
エトルリヤの壷―他五編 (岩波文庫 赤 534-1)(プロスペル・メリメ)
全然作品の記憶はないが、確か読んだはずだから捨てようかなと考えながら、何気なくペラペラめくると、確かに冒頭の「マテオ・ファルコネ」の大事な一人息子を名誉のために殺す男の物語とか読んだ記憶がよみがえる。記録もあった。
次の作品が「シャルル十一世の幻想」で、これは子供の頃に世界名作全集のような本の中にメリメの作品としてヴィーナスと一緒に収められていて、特におもしろかった覚えはないなぁと考える。というかシャルルでフランスの宮廷だと思ったらスェーデンなのかと読み返す(のだが、マテオと異なり記憶は甦らない)。
シャルル十一世と三人の従者は大広間で幻影の死刑執行の場面を目撃する。
最後のその死刑執行の説明のところであっとなった。アンカルストロームとグスタフ三世という名前が出てくるからだ。
その途端、メトのホロストフスキーのアンカルストロームとアルバレスのグスタフ三世の顔がちらついたのだった。
Un Ballo in Maschera [DVD] [Import](Elena Zaremba)
(アルバレスだけは同じ)
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