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日生劇場でジャージーボーイズ。
舞台の上にミラーボールがあるので、多分、君の瞳に恋してるのディスコパートでくるくるぴかぴかするんじゃないか? と思ったら大当たりだったが、まさか本当にそこでしか(カーテンコール時も)使いまくらないとは思わなかった(が、予想通りにチャーラッチャーラッチャーラッラッラーラに差し掛かるとくるくる回り出るのには思わずビンゴ! と言いたくなった。それにしてもテンポにしてもミラーボールにしてもフランキーバリーというよりはボーイズ・タウン・ギャングだなぁ)。
演奏(カーテンコールの最後の最後で演奏家をビデオで映したのだが、キーボード奏者が3人以上いるのにはちょっと驚いた)も良かったし、歌も演技も抜群で、実に良いミュージカルだった。
映画との一番の違いは君の瞳に恋してるの扱いだろう。クリントイーストウッド版では娘の死に落ち込み切ったフランキーを立ち直させるためにゴーディオが作ったことになっていたが(まんまと罠にはまってフランキーが本気でこの曲に没頭するところとかうまい映画だった)、こちらではカモンマリアンヌと同時にゴーディオが作ってマリアンヌのほうがレコード会社受けが良いのでステージでの反応で君の瞳に恋してるのレコード化を図るという全然別の物語となっていた。
先にドアーズのタッチミーを知っていたので、これは今だと盗作だよなぁ(にしても、ゴーディオのように才能あふれる作曲家がここまで露骨な盗作をするか?)と不思議に思っていたのだが、歴史的事実だとゴーディオはマリアンヌにはからんでいなかったようだ。
それはそれとしてドアーズとフォーシーズンズで、ブリティッシュインヴェイジョンの頃のインテリはビートルズを聴くがブルーカラーはフォーシーズンズを聴くというのと対をなしているようでおもしろい(実際のドアーズは日本での受容とは異なって普通のアイドルバンドだったらしいけど、でも層は異なるだろうな)。
・マリアンヌ-ドアーズージャックスという判じ物とか考えた。
ただ、ドゥワップのリズムが出てきても全く盗作とは思わないのに、なぜタッチミーについはそう感じるのか不思議だ。ジャンルとまではいかなかったからだろうな(でも同時期には似たような曲が大量にあったのかも知れない)。
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