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六本木のTOHOシネマズでムーンエイジ・デイドリーム。
ハロースペースボーイ(というかアースリング時代というか)はそれほど好きな曲でもなかったのだが、音がバシバシきまって実に気分良い。わざわざ電車を乗り継いでドルビーアトモスの劇場に行った甲斐があった。
ワイルドアイデボーイやすべての若き野郎どもにびっくりする。CDでちまちま聴くのと違って圧倒的だ。ベルベットゴールドマインを作ったやつの気持ちがわかった気がした。なるほど、この時期のボウイをリアルタイムで体験したら、レッツダンスに砂をかけたくもなるのだろう。
ロックンロールウィズミーでは声がすっかりだめになっていて衝撃的だった。以前、アメリカ時代にタバコと酒とドラッグで喉をつぶしたというような記事を読んだが、なるほどこれはひどい。アルバムでは(続くのがステーショントゥステーションだろう)全然まともになっているが、それにしても驚いた。
ベルリン時代はNHKだと思うがワルシャワのライブ(カルロスアロマーが指揮する)や日本の宝焼酎のCMが入る。が、なんといってもV2シュナイダーがかっこいい。それ以上にリミックスされたサウンドアンドヴィジョンが凄い音でぶっ飛んだ。良い音の劇場を選んでよかった。ヒーローズの舞台ではエイドリアンブリューが独特な弾き方をしていて、エイドリアンブリューという名前を思い出した。
ベルリンの3枚では儲からなかったとインタビューに応える。
それにしてもget things doneと言って、モダンラブとレッツダンスを作ってしまうのが凄い。
兄の影響を語るところでメインではないカルチャーとして壁にピン止めされた事物が映る。そこにオスカーワイルドがあって、英国ではサブカルに分類されるのかとちょっとおもしろかった(こちらでは幸福の王子のせいか普通に児童文学のメインストリームだ)。
結婚の話のところではトップハットが映る。ワンダフルなのだろう。バックはワードオンアウイング(イントロがジーザスクライストスーパースターの引用に聴こえる)
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