著作一覧 |
クリスマスシーズン恒例のKバレエのくるみ割り人形を観にオーチャードホール。
東急本店は作り直しているが、最西端のオーチャードホールはそのまま残っているのか。
子供が、熊川版の良い点は花のワルツを真ん中にもってきてパドドゥを混ぜることで退屈させないところだ、と言い出す。確かに曲としては大団円にふさわしい華やかさはあるが退屈なので、それはそうだと同意する。
熊川版の一幕で一番好きな情景は、雪の王国に入り込む寸前、くるみ割り人形とドロッセルマイヤーがクララでキャッチボールをするところなのだが(音楽の選び方も良い)、今回の舞台では1回しか投げなかった。が、不満感は持てない良い踊りだった。くるみ割り人形とマリー姫も実に良い。
それにしてもバレエをまじめに観始めたころは、どの楽団であろうがバレエのオーケストラには2軍以下を配しているのかなぁとか思っていたものだが、ちょっともたついたとは言えスペインの踊りの最初の部分の金管とか実に立派になったものだなと感慨深い。
ジェズイットを見習え |