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もし、八分の刑が有効なくらいに力を持っていれば、それを偏向と呼ぶことすら憚られるだろうし、ましてそれをネットで表明することさえ致命的に成るだろう。
この状態になったら、どういう反逆の手段があるだろうか?
まず、すぐ思いつくのは、八分にされたものを検索できるサービスの設置だ。だが、これは相当の困難が待っているだろう。デリート攻撃が繰り返されるのは間違いないだろうし、正義を名乗る人々の手動DoSを食らう覚悟もいるだろう。その結果は、ホスティングサービスからの追放になるし、長いゲリラ戦になりそうだ。
次に思いつくのは、尻馬に乗る方法だ。グーグルがグーグルの権威によって八分にするのを逆手に取って、垂れ込みによって八分にするという方法。世界で一番頭の良い集団グーグルではなく、残りの人々による八分祭りだ。
では、八分にされた場合に、どう戦うことができるだろうか?
たとえば、脱HTTP。Webから疎外されても、たとえばP2Pに君臨するという方法だ。最初のゲリラ戦のバリエーションだが、戦場を変えてしまうという意味では、最初のは都市ゲリラ戦で、こちらは本当のゲリラ戦となる。ピンポイント攻撃に対する耐性は高いだろう。
もし、自由に金を使えるのであれば、グーグルを買収するという手段もある。資本主義は素晴らしい。
民主主義的な手段という方法も考えられる。とりあえず、なぜ自分が八分にされたか、それがいかに不当なことなのか、を訴えるという方法。どこでかと言えば、アメリカならローリングストーン誌もビレッジボイスも古いなぁ、今もそういうメディアはあるんだろうか? FM放送も壊滅状態らしいのでやはり民主主義を維持するのは大変なんだろう。
タイムマシンが使えるのならば、ブラウザーに単語を入れてホストに送信すると、機械的にリンクをたどって収集したページ群から一致する単語を持つページを抽出して、元のページの位置情報と収集してあるキャッシュに対するリンクのリストを返送するという特許を取っておいて、八分にされたら特許訴訟を起こすという強力な抵抗手段もある。本当に、誰も取ってないといいですね。
隠棲するという奥の手もある。許由を出すまでもなく、真の賢者は人が集う場からは隠れるものだ。当然、ネットには出ない。優雅な生活は復讐である。しかし怪しいものだ。
テロルはどうだろうか。もし八分の刑を執行できるほどの力を持っていても、ホストを分散させていなければ、Linux箱が林立した部屋を爆破すれば、しばらくは安泰だ。別の場所にバックアップがなければ、八分情報も木っ端微塵だ。もちろん、敵はすぐさまLinux箱を再生させボットをクロールさせてくるが、その時点で八分だった事実を隠せれば、無事社会復帰できるだろう。もしかすると、その前に、つまりボットが元のレベルまでの情報を掻き集めてくるまでの短い時間の間に、たとえばMSNサーチが逆転してしまうかも知れない。と考えると、あのグーグルの林立するLinux箱は砂上の楼閣のようにも思える。バックアップはあるのだろうか? 分散データベース化されているのだろうか? そもそもバックアップを取れるものなのか?
上のやつのように、元の話と無関係に、何を主張したいのか誰にも(もちろん本人にも)わからず、なんとなく逆方向に思いつきを出していくことを、不良債権と呼ぶのだろうか?
最初の時点から、すなわち八分というのが大衆に大いにアピールする売り物になりこそすれサービスの品質低下になるとは少しも考えていないところから、かけ違ってるし。
と疑問を感じながら、今日は今日とて、/usr/share/doc/HOWTO/transalations/ja/html/を、/howto/で読めるようにするためhttpd.conf。
ディレクトリのリスト表示が必要だよな、と
Alias /howto/ "/usr/share/doc/HOWTO/transalations/ja/html/"
<Directory "/usr/share/doc/HOWTO/transalations/ja/html/">
Options Indexes ...
...
とやっても、403だし、error.logには、Directory index forbidden by ruleとか書かれるし、なぜ、Indexesが効かない? とか。
で、結局、
<Location /howto/>
Options Indexes ...
にたどりつくまで、1時間くらい。
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