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猫がいると生活が変わる。
最初は朝4:30頃、なんかかさかさして目が覚めた。
猫がこちらを見ている。
とりあえず起き上がると、猫トイレにうず高く小山ができているので、掘り返して隠された大便を捨てる。固まった小便も捨てる(前は、本物の砂で洗ったり干したり面倒だったが、固まらせて捨てられるのでえらく楽になったなぁって、赤ん坊のおむつと同じか)。
食事皿もきれいに空になっているので、缶詰とカリカリを混ぜ合わせて作る。
もう1匹が、トイレがきれいになったので、早速大便して山を作っているのでこちらも捨てる。
と、食い終わったら暇になったらしく、じっとこちらを見ている。しょうがないなぁと猫じゃらしで遊んでやる。やっているうちに二度寝した。
次の日は朝5:00頃で、トイレと飯。遊ばずに二度寝。
その次の日は4:30で、トイレと飯。遊ばずに二度寝。ところが、またかさかさされて目が覚める。と、右手のところに何か固いものがある。猫じゃらしの柄の部分ではないか。猫じゃらしをかじって柄で怪我されると困るので、使い終わると隠し場所に置いておくのだが、見つけ出したらしい。しかも、それを人の手元に用意してから起こすとは。
見ると時刻は5:30くらい。しょうがないので、起きて遊んでやる。
それにしても、なんと猫は賢いことかと思ったが、猫じゃらしを握らされたのはその一度きりだったので、何かの偶然なのだな、と結論した。
ところが、昨日、猫を見ていると、隠し場所から猫じゃらしを取り出してちょっとじゃらじゃら部分をかじっていたが、こちらが見ていることに気付くと、猫じゃらしを銜えたまま近づいてきておれの目の前に落とした。で、また遊んでやるのであった。どうも、猫じゃらしで楽しく遊ぶには、人間を媒介する必要があるというのは理解しているようだ。ただ、わざわざ人間のために運んできてやるのは面倒なので、ついでがあれば持ってきてやる、という程度のことなのかな。
エリオットによれば猫は名前を4つ持っているらしい。
そうでなくとも、おれさまには名前がいっぱいあってなと嘯く程度にはこだわりもないかもしれない。
というわけで、以前飼っていた黒猫は、黒兵衛というのが本名だが、黒坊、黒ちゃん、黒子さんなど、その時の気分で好き勝手に呼んでいたが、同じように、今回の猫も好きに呼ぼうと決めていた。
子供は、姉妹ということから、顔の上半分が完全に黒いほうをブリュンヒルデ、黒の真ん中に白い線が入っているほうをヴァルトラウテとつけて、それをヒルデとトラウテと略して呼んでいる。おれは、ブリュンヒルデを黒坊、黒ちゃん、黒介と呼び、ヴァルトラウテを白坊、白ちゃん、白介と呼び、妻は、ジュンとネネと呼ぶとか言っていたがどちらがどちらかわからなくなって黒ちゃん、白ちゃんと呼んでいる(そういえば黒子さんと白子さんなので、苗字はロゼッタで決まりだとか言っていたな)。
(袋の中にヴァルトラウテ、外にブリュンヒルデ)
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