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妻が図書館からねこのきもちというムックの抜け殻(図書館のだから付録は無い)を借りて来たので眺めていたら不思議な記述があり、いろいろ思い返してみると、不思議でもなんでもないようであり、気になった。
そこには、2匹飼っている飼い主の話と、専門家による解説という形で、後から来たネコが最初からいるネコの尻の匂いを嗅いではパンチを食らわせられるというのを繰り返している。どうすればやめるのか? というようなことが書いてある。専門家によれば、相手の尻の匂いを嗅ぐというのは優位なネコの特権だから、後から来たネコにそれをやられるのは最初から飼われているネコのプライドが許さないのだろう。その反面、後から来たネコは以前の場で優位なネコとして君臨していたので、そのような行動を当然取ろうとするのではなかろうか、というようなことだ。
これは、人間社会の関係性からは転倒している。コピ転のようなネコ転世界だ。
「市民、おれさまの尻を嗅げ」のほうが、どう人間の常識と照らし合わせても、「市民、おれさまに尻を嗅がさせろ」よりも自然な感じだ。
B004K62N64
家で飼っているネコは小柄(今日量ったら3.5kg)と、大き目(今日量ったら3.8kg。大して差はないじゃんと一瞬思ったが、10%でかい)の2匹がいて、良く小柄なほうが大き目のやつの尻を嗅いでいるから、大小がそのまま力の強さで、弱い小さいほうが大きいやつのご機嫌をうかがって尻を嗅いでいるのだと思い込んでいた。
違うんだな。
その一方、性格的な振る舞いもあって、時々、妻と小さいほうを高原由紀と呼んでいたのだが、実際その通りなのだと納得したのでもあった。
が、本当なのかな。
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尻を嗅ぐというのが優位性を示すというのは、親代わりというか親に代わって支配するものという意味なら、あり得るかも知れないな。
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