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日々の破片

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2014-06-09

_ シュングルマンって店で肉を食った

FBのogijunの投稿でシュングルマンという名前の店について書いてあるブログのリンクを見て、えらくおいしそうだなと思ったら、あれよあれよという間にみんなで食べに行くイベントができてしまって(というか、高さんが作ってくれたわけだが)昨日、食べた。ogijunと高さん、ありがとうございました。

で、興味を惹かれた理由のひとつにやたらと勤め先に近そうだというのがあったのだが、実際、余裕を見て会社を出たが、ものの数分で着いてしまって時間にはまだやたらと間があり、困った。と思う間もなく、見るからに参加しそうな人がやって来て、向うもこちらを見ているのでなんとなくお互いにogijunの会とわかる(その時点では知らなかったがjusの人だった)。

最初にオリーブが白、黒、緑、出て来た(と思う。黒と緑は記憶しているが白があったかどうかはちょっと怪しい)。緑がやたらとフレッシュでうまいのだが、黒も黒っぽくておいしかった。

で、前菜に、うにに白いソースがかかっていてふわふわしていてやたらと味わいと舌触りが良いやつと、鮎をミキサーにかけて蒸して緑のソースをかけたようなもの(そういえば日本料理でも鮎はたでのたれをかけるから緑のソースだな。でもたでではないと思う)でこれは鮎と書いていなければわからない不思議な綿流しな食べ物、それとつぶ貝をふんだんに使ったオイル和えのようなものがまず出て、どれもくせがある食べ物なのに繊細においしい。実に良い店だ。

次にバゲットと、もう少し四角いパンを切ったものが出て、つい食べてしまったら、前菜の続き用で少し残念な思いをした(そのまま食べてもおいしかったので、残念も少しくらいで済んで良かった)。今度行ったら、パンは肉の前菜が出るまで食べるのを待つことにする。

で肉の前菜にはシャルキュトリの盛り合わせのような書き方がしてあって、はて見知らぬカタカナだけどトリの部分からフランス語だろうと、クラウンを引くと(Android用のクラウンを入れてあるのだ)、ハムやソーセージなどの豚肉加工食品とあり、なるほど訳語が(英語を含めて)無いのではしょうがないと、シャルキュトリ(charcuterie (f))を覚える。というのもあってパンを食べてしまったわけだが、出てきたら、なるほどシャルキュトリと書くしかないやと理解した。

レバーペーストと、良くわからないけど妙に香りが良いパテと、割とあっさりとしたパテと、ハム(あまり記憶にない)が出たのだった。

次が魚料理で、鱧の揚げたのの下に温野菜を敷いたポットが出てきて、そこにソースをかけて食べる。ソースはなんだったかな? 鱧をこう食べるのかと思ったが、もともと大して味や香りがある魚ではないから、逆にソースに合っていたように感じたのだが、どんなソースだったか思い出せない。

そして肉料理が、焼肉祭りのような名前。地鶏を焼いたやつと、豚を焼いたやつと、アンガス牛を焼いたやつ。いずれも塩が実に塩梅よくかかっていて、そのまま食べてもおいしいのだが、それとは別に、マスタードソースと、トムヤンクンソース(jusの人が気に入って持ち帰らせてもらっていた)と、あと一つ覚えていない(塩かなぁ。これは顆粒状のものだったような気がする)が出て、お好みによって使ってくれと言われた。牛にはマスタードソースをつけたが、鶏と豚はそのままがおいしかった。なんか思い出しても異様においしかったのだが、肉が良くて火加減が良くて塩かげんが良いのだとしか思えない。特に豚の脂の匂いは好きではないので中華の東坡肉のようにがんがんに味付けて煮込んだものでないと食べられないのだが(ロースのカツとか嫌いな部類の食べ物に属する)、ここで出て来た豚については脂もしっかりついているのだがどえらくおいしかった。ということは豚の匂いがちょっと違うタイプの肉なのだろう。うむ、思い出してもおいしかったなぁ。

で、主食として実にアルデンテなスパゲッティに(うむ、何がかかっていたか記憶にないが、ちょっと風変わりな素材で楽しかったのは覚えている)、カレーライス。カレーライスはあまり好みではないのだが、と思ったが食べてみたら欧風カレーなのだが香りづけが良くて気に入った。ご飯がまたちゃんとしたご飯でおいしい。

最後デザートは、グレープフルーツの身を凍らせながら練ったような不思議なソルベ。湯煎ではなく氷煎というような方法があるのかなぁ? 当然ながら酸味と甘みが適度で肉、カレーというような大物の後に実に良い感じだった。

丸一日たって書き出してみると、あれだけ印象的だったのに忘れているものだなぁとがっかりする。が、それにしても良い経験だった。

ワインは誰が選んだかわからないが、チリのカベルネ・ソーヴィニョンで、僕にはどえらくしわく感じた。どうも渋みに弱いのかも知れない。が、おそらくあれだけしっかりとした味わいの肉を食いまくるには良い組み合わせなんだろうな。

追記:

思い出せないのは悔しいのでFBで小山さん(上でjusの人と書いている、2番目に到着した人)がアップロードした写真で確認した。前菜の前はオリーブだけではなくピクルスが入っていた。シャルキュトリには鴨も入っていたようだ。鱧は揚げたと書いているがムニエル。スパゲッティは昆布と雲丹。いや、おいしかったの思い出した。


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