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池袋ジュンク堂に行く。
帰り、同じく緑の不織布のバッグを持ったogijun(彼は裏がMで表がJの紙袋も持っていた)と、入場料が高い(=緑の不織布のバッグを持つ羽目になる)という話になるというか、そのためのイベントなんだからみんな買えよとは思う。
会場がある4Fは人文書フロアで、普通におもしろそうな本が山ほどある。
先日、家族で、アフリカの言語の話になり、おれが南はがスワヒリ語、北はアラビア語と言ったところ(後で調べたら南はバンツー語で、それが北のほうのスワヒリ語と南の方のズールー語に別れていて、中央にはニジェール・コンゴ語という別物があることを知ったが、そのときはそう覚えていた)、子供からごちゃごちゃ民族が分かれて紛争しているのに、なんでそれっぽっちしか言語がないのか? という鋭いツッコミを膝に受けて考え込んでしまった。
そもそもごちゃごちゃ民族が分かれてというのが、分割して統治せよの18~20世紀中ごろまでの遺物なのではないか?
というのはすぐに気づいたが(フツ族とツチ族の対立はそもそも宗主国が都市官僚用民族と農民用民族に恣意的に分割して対立を煽ったことから生じたというのは、ルワンダ銀行のやつで読んで知っている)、とは言え、言われてみれば不思議ではある。
ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版] (中公新書)(服部正也)
それでアフリカについてのコーナーでいろいろぱらぱらしていたら、現代アフリカの社会変動という本に言語のことがいろいろ書いてあったので買って、待ち時間に読んだ。
現代アフリカの社会変動―ことばと文化の動態観察(正興, 宮本)
大雑把には3層構造になっていて、東側では統治言語としての英語、貿易通商宣教言語のスワヒリ語、その下に各民族のいろいろな言語(といっても緩やかに方言的につながっている)と書いてあって、なるほど、そういう仕組みだったのかと思った。日本語だと2層構造で標準語と地方語になっているようなものだが、その上に英語があるのが違う(待て、21世紀の日本だと既にアフリカと同じく3層構造かも)。
で、とりあえず高橋さんの圏外紹介で特におもしろそうだったspamなどを追加で購入。
スパム[spam]:インターネットのダークサイド(フィン・ブラントン)
終った後の懇親会みたいなやつで、良く知らない人たちと話していて実は座談会とは関係なく他にも出版社の人が来ていた(ソーテックと工作社の人とは話した)、なるほどそういう場なのかとちょっとおもしろかった。
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