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日々の破片

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2018-03-24

_ 花見

何10年振りに妻と花見に行く。

といっても飲む気もなければ人混みも嫌いなので、夜、桜の花が咲いているところを車で回るだけだ。夜でなければならないので、近年はまったくやっていなかったが、今年は妻が早寝していなかったので誘ったら乗ってきたのだった。

最初は目黒川に行こうとしたのだが、酔っぱらいがうろうろしていて危ないから嫌だと言う。そこまで危険じゃないよとは言ったものの、こんなところで問答してもしょうがないので、まずは青山墓地へ向かう。

246の伊藤忠の前から石屋のところの参道に入る。

最後の記憶だと屋台や酔っぱらいがいるはずだが、土曜の夜なので誰もいない。白いところどころの照明に桜が浮かび上がってきれいだが、どうも記憶と違う。

最後に花見に出たのは311の前だったから、まだ以前の照明にまでは戻していないのかも知れないのか、それとも単にまだ6分咲きくらいだからか。

次に、東京タワーの麓に向かう。ハリウッド化粧品のトンネルを抜けてがらがらの通りを芝方面へ進む。

それにしても空いている。

そこかしこに桜があってそれはきれいだが、もっと白く光る(まるで雪景色のように)を期待してさらに進む。

記憶の中の土曜の夜はもう少し混んでいたと思うのだが、完全週休2日制が完全に根付いたのかも知れない。それだと企業人が土曜にうろつくことは少なくなるから、空いていてもおかしくはない。

芝はいまいちぱっとしないので、愛宕へ向かう。

一本間違えたら、環状2号の工事と再開発で街の様子ががらっと変わっていて驚く。

新橋に近づくに連れてそれなりに混雑し、タクシーの数が増えてきた。それもあって、砂場のところに出る道へ入ってから左折して愛宕へ向かい、トンネルの通りに入ると、ここは見事だ。

見事だが、山へ入る道が見つからない。

筆の石がある寺を横目に愛宕山をぐるっとするのだが、どうにも勝手が異なる。まるで九龍城の再開発時のようだ。

環状2号に伴う再開発の規模が異様に大きいのだ。まったく異なる景観となるに違いない。

オークラのところから(ここも工事中)八木通商のところを通って六本木通りに入り、アマンドのところで外苑西通りに入って四谷へ抜けようとして、外堀通りの桜を思い出す。

まだそれほどでもないがやはり美しいものだ。

後楽園球場のところで右へ曲がり線路の手前の細い道を抜けて右折で外堀通りの内側(桜は岸側でトンネル状になる)に入ろうとしたが左折専用となっていたので、靖国通りに入る。おう見事だ。ここにはもったいない。

で、思い出して内堀通りから二松学舎のあたりで内側に入り千鳥ヶ淵に入る。

なぜか、ここは人、それも老夫婦みたいな様子の人が何組も歩いている。不思議なものだ。

桜の下には眠っているので何か報告に来る人がいるのかも知れない。

双葉の横から新宿通りに入って帰った。

もっと散り始めくらいのほうが華やかなことを思い出した。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ まるごし (2018-03-26 03:34)

目黒川は行かなくてよかったと思いますよ…車通れないくらい酔っ払い多くてひどい

_ arton (2018-03-26 06:01)

そうだったんですね。妻に良い判断だったと伝えます。ありがとうございます。


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