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久々にバレエ。
くるみ割り人形とマリー(このバージョンではクララとマリーは別)が絶妙に揃って動くのに感動する。バレエもおもしろい。というか、Kバレエカンパニーは着実に後進を育てていて立派だ。
赤坂サカスが使えないからかオーチャードホールだったが、逆に生オーケストラが心地よい(が、妙に音が小さく感じる)。以前はバレエのオーケストラは2軍(大抵金管がひっくり返る)と感じていたが、今回のちょっと怪しいところがないわけでもないが、実に良かった。
それにしてもこのバレエ、1幕は物語、2幕はバレエショーみたいな不思議な構成でおもしろい。後半の次々と溢れ出る楽想につくづくチャイコフスキーはすごいやつだと感じる。
一番好きなのは、何度見ても(確かKバレエは3回目だと思う)、1幕、ネズミを退治した後のふにゃふにゃした音楽にあわせてドロッセルマイヤーとくるみ割り人形がクララでキャッチボールするところなのだが、今回も夢みたいでとても良かった。
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