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池袋のシネリーブルでNTLive(演劇の舞台の録画)でライフ・オブ・パイ。
良く内容を知らないまま見始めると、メキシコで日本人とカナダ人が病院へやってきてインド人の少年に海難事故の状況を聞く。
少年が語り始めるのは、海の上で虎とハイエナとオランウータンとネズミ(だったかな)の漂流の物語だった。
トラの名前がリチャードパーカーというギャグ(狩猟者の名前を動物の名前として登録してしまった)が何度も繰り返される。
ハイエナや虎の操り人形がびっくりするほどおもしろい。
想像力は空腹をしのぐとかちょっと考える。
船を床からのせり出しと引っ込めで表現するのだが、そういった舞台装置の巧みさも抜群(したがって場面転換の速度がとても良い)。
まったく知らなかったが、確かに文学史上類を見ない冒険小説だ。
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